プリンタと印刷解説

プリンタ、インク、印刷メディアを決める前に どんな印刷をしたいのかよく検討する必要があります。
屋内用か 屋外向けか など、どのような環境下で 何年もたせたいか(屋外で何年も持たせるのはたいへんです)。

どういうメディア材料(紙系/布系/ユポ系/塩ビ系/電飾/PET 光沢ありなしetc)を使って どういうことをしたいのか?

発色の希望は(染料並みの発色が必要なのか?)解像度はどの程度必要なのか?(溶剤系やWAX系は解像度が低い傾向があります)

どんな形式のプリンタやインクでも 用途によって 一長一短あります。




インクの表現領域


CMYK4色印刷と 2種類の6色印刷(LCLM/OBG)における 色表現領域と粒状感の違いについて

以前インクジェットプリンタのインクの色数は、CMYK(シアン マゼンタ イエロー ブラック)の4色でした。最近は色数が増えてきましたが、基本的には ライト色か、表現領域を広げる色かのどちらかです。


1. CMYK4色印刷 → 人間の目が 約400万色を区別できるのに対して、4色印刷技術では 最大でも105万色までしか表現できません(表現領域が狭い/顔料インクは染料インクよりさらに狭くなる)。薄い色を表現すると粒状感がでます。

2. CMYK + ライトシアン ライトマゼンタ6色印刷 → ライトシアン ライトマゼンタはあくまでシアン マゼンタを薄めた中間色であり、表現領域そのものは広がりません。薄い色の部分の粒状感の低減に効果があります。

3. CMYK + オレンジ ブルー(昇華インクの場合)、オレンジ グリーン(顔料/染料インクの場合)6色印刷 → 表現領域そのものが広がります(理論値で約30%拡大)。薄い色の表現力は上がらないので、薄い色を表現すると粒状感がでます。


2. と 3. のどちらの方が、"きれいに印刷されるか" は、画像によって変わります。一概には言えません。

備考:バリアブルドット技術で、滴下インクサイズを小さくすると粒状間は緩和されます。(但し、小さくすればするほど印刷速度は落ちる。無限にサイズを小さくできるわけではないので CMYKのみで、ライトシアン ライトマゼンタを使った時と同じほど粒状感をなくせるわけではない)


8色分のカートリッジが搭載できるプリンタ(例えばRoland社FJ-600)の場合以下の使い方が考えられます。

1. CMYKx2セットを使い 高速な印刷をする

2. CMYK LC LM を使い 中間色がきれいな印刷をする

3. CMYK OB(/G)を使い 表現領域のひろい印刷をする

※弊社のRIP posteprint/texprintを使えばCMYK LC LM OB(/G) をセットしたままで、LC LM と OB(/G) をそれぞれON/OFFし、2. と 3. を切り替えて使用できます。また、8色ドライバーを選択すればCMYK LC LM OB(/G) を同時に使用できます。



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