べた印刷には楕円フィルタダンパーです! |
ミニ解説 ※正確には、これはインク詰まりではなく、べた印刷での 大量インク消費時に、インクがフィルターを通過する流速の関係で ダンパー内のインク供給が追いつかなくなり、インクが一時的に とぎれてしまう現象です。楕円フィルタダンパー を使うと この現象 が起きにくくなります。 なお、印刷量にもよりますが、3ヶ月〜半年に1回のダンパー交換 または洗浄を推奨します。 |
種類 / 適応プリンタ | 備 考 |
Roland FJ50/52、ミマキJV2、 武藤 RJ6100用 | 上部インク入り口の直径が小さいもの |
Roland FJ500/600のCMY用、 EPSON PM-7000C/PM-9000C用 | 上部インク入り口の直径が大きいもの |
Roland FJ500/600のK用、Roland FJ540/SJ500/740/745、SP300/ 300V/VS、武藤 RJ8000 ミマキJV4、TX2、DS-1600用 | 上部インク入り口と、下出口側 Oリング直径が大きいもの |
種類 / 適応プリンタ | 備 考 |
Roland FJ500/600のK用、Roland FJ540/SJ500/740/745、SP300/300V /VS、ミマキJV4、TXシリーズ、DS-1600 武藤 RJ8000用、EPSON PM-9000C/ PM-7000C用 | 上部インク入り口と、下出口側 Oリング直径が大きいもの |
種類 / 適応プリンタ | 備 考 |
Roland SJ1000、SJ1045、XJ-740/640/540 ミマキJV3 250SP、武藤ラミレスECO 等用 | 上部インク入り口と、下出口側 Oリング直径が大きいもの。 他のダンパーと違い、外形が 縦に長い。 |
この作業はダンパ−内の液面を上昇させることによりヘッドの欠けを軽減させる 方法です。3ヶ月〜半年に1回のダンパー交換、もしくはダンパー洗浄時の最後 に行います。時間的には、1日の作業終了時に行ってください。(ダンパー内を安 定させるために1日放置した後で、印刷を始めたほうが良いからです) この作業 を一度行えば、ダンパー内の液面は通常上昇したままになります。 1. ダンパーを取り外せるように、プリンターのカバーなどを取り外します。 2. ダンパーをヘッドから取り外します。ダンパーはまっすぐ上に引っ張ると取り 外せます。(ダンパー内を洗浄する場合はB部を取り外します。その後、B部を 付け直してから液面を上昇させます。) 3. アダプタを取り付けた注射器先端をダンパーのA部に挿入します。 4. ダンパーを上下逆にして注射器のプランジャーをゆっくり引っ張ります。 この時B部のチューブが折れないように注意してください。 5. ダンパー内の空気がほとんど無くなったら注射器の先端をダンパーから 取り外し、ヘッドに取り付けてください。 6. カバーを取り付けてプリンターの電源を入れたらクリーニングを行います。 ※1 ダンパー内の空気は完全になくなりません。ダンパー内の約80%がイ ンクで満たされるように作業を行ってください。 |